学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
オレンジリボン運動の交流を都立赤羽北桜高校生と実施
11月12日、2年生のオレンジリボン運動推進隊・学生4名が、赤羽北桜高校を訪問し、20名の高校1年生へ、児童虐待防止を呼びかけるオレンジリボン運動を知ってもらう取り組みを実施しました。
5人程度のグループをつくって、高校生と共に、オレンジリボンやしおりづくりを行いました。作業をしながら、高校生からオレンジリボン運動のことや社会福祉の資格のことなど、活発に質問があり、学生もそれに応えていて、教室は和気あいあいとした雰囲気になりました。
今回、参加した学生4名のコメントを紹介します。
《工藤さん》
赤羽北桜高校の皆さんと交流したことで、児童虐待防止を啓発していくことの大切さを改めて実感しました。一緒にしおりづくりをしている中で、ある生徒さんから「このしおりを家族や友達にも配りたい!」と言ってもらいました。オレンジリボンの輪が広がり、とても嬉しかったです。熱心に質問してくれる生徒さんも多く、「これからのオレンジリボン推進隊の活動をより良いものにしたい!」という動機づけにもなりました。
生徒さんからの質問も多く、児童虐待について学び直さなければならないと感じるきっかけにもなりました。
今回の交流を踏まえ、今後行う予定の高校生向けミニプレゼンテーションに生かしていきたいです。
《中野さん》
今回は赤羽北桜高校の1年生との交流は活動時間がとても有意義で、自分自身楽しむことができました。
交流の冒頭、「児童虐待についてどんなイメージがありますか?」と質問を投げかけた時、「虐待をしてしまう加害者の気持ちや支援が気になる」と答えてくれた方がいたことが印象に残っています。
児童虐待への関心が高い生徒さんが多いので、今後交流する機会があれば一緒にプレゼンテーションの内容を考えてみたいと思います。
《村上さん》
交流をさせていただき、児童虐待に興味をもっている生徒さんが多くいたことに驚きました。
作業の時間で、オレンジリボンの作成をしながら、自分達が学んだことをお話させていただいたことで、少しですが学んだことを伝えることができたかなと思います。
交流を通して、「まだ自分の勉強が足りていないな。高校生の視点を取り入れて考えてみると、児童虐待への理解は深まるな。」ということを発見し、児童虐待についてもっと勉強したいという思いが強くなりました。
次回の交流があれば、事前準備を念入りにし、今回よりも実りのあるものにしていきたいと思います。
《佐藤さん》
赤羽北桜高校の生徒さんが児童虐待問題についてのお話を熱心に聞いてくださり、やりがいを感じられる啓発活動ができました。生徒さんから学ぶことも多く、これからの活動に取り入れていきたいと思います。
またオレンジリボンを生徒さんと一緒に作成していく中で、多くの活動についての質問を頂き、活動に対して興味を抱いてくれたと感じられ励みとなりました。
この経験を活かし、オレンジリボン推進隊の活動を充実させていこうと思います。
学生のコメントから、今年度のオレンジリボン運動はますます弾みがついたようで、今後の活動を期待いたします。
コロナ禍で、人と人との交流がなかなかしにくい状況ではありますが、今回の高校生と大学生の交流は、久しぶりに「実際に顔をあわせて、一緒に取り組みながら話をしあうこと」の大切さをしみじみと感じる機会となりました。
(文責:宮崎牧子)