学部・大学院FACULTY TAISHO
哲学・宗教文化コース
オープンキャンパス(8/21・22)
21、22日にかけてオープンキャンパスがあり、哲学・宗教文化コースも模擬講義やセミナーを開催しました。
暑い中、多数ご来場くださり、本当にありがとうございました!
模擬講義の様子を、1年生学生スタッフがレポートします!
まず司馬先生が、前回に引き続き「こころの哲学」の模擬授業を行いました。
今回は「現代の『こころの叫び』と哲学」というテーマで、サルトルとフーコーを対比させながら近代以降の人々の心境や思想の変化などを解説されました。
60年代と90年代の「こころ」の変化をわかりやすく比較する為に、今回も司馬先生がビートルズの“Help!”、オアシスの“Live forever”を弾き語ってくださいました。(大好評のようで先生も喜んでらっしゃいました!)
<受講した方々からの感想(一部抜粋)>
・見やすいスライド等でとても分かりやすく説明してくださったおかげで、スッキリと授業を終えることができました。またもっと知りたいという気持ちにもなりました。
・1960年代から1990年代という移り変わって行く時代の中で、サブカルチャーの世界で人々の「こころ」が表現されていることが分かった。
・高校の授業で哲学の授業がありますが、形が全く違い、音楽やアニメの影響を受けていると知ってとても面白かったです。
・心理学と哲学の違いが理解できて、面白かったです。「心理学を批判する」という言葉は初めて聞きました。
・近代以降、世の中の動きに翻弄されながら変化しつつ、自由とこころを忘れない哲学や哲学者の思想の美しさ、それを紐解く文化の表れに感動しました。
・高3の息子が哲学を勉強したいなどと言い出し、家族一同驚きましたが、本日の講義を聞かせていただいて息子が哲学をやりたいと言い出した理由が分かったような気がしました。
続いて星野先生が「あなたの知らないイスラム教徒」という講義を行いました。
日本人とは随分違うという風に思ってしまいがちなイスラム教について、意外な共通点や歴史的関係性をわかりやすく解説されました。
どうしても昨今の事件の関係で過激なイメージを持ってしまいます。
ですがそれはあくまでも一部であり、多くのイスラム教徒は真面目で慎ましい方であるということなどをお話いただきました。
ふだんはイスラム教について触れる機会はあまりないので、このように模擬講義で今まで知らなかったことについて知ることができるのはとても良いことだと私(学生スタッフ)も思います。
<受講した方々からの感想(一部抜粋)>
・私は宗教について詳しい知識を持っていませんでしたが、講義を受けて宗教だけの問題ではなく今後は私たちの将来にも関わってくることなんだと思いました。
・イスラム教はなんだか怖い宗教のイメージがありましたが、そういった人は一部の人だけと聞いて安心しました。
・今までイスラームには興味がなかったが、結構身近にあるものだなと感じた。
AOセミナーでは、受験生の皆さんに役立つ情報をお伝えしようと教員・学生力を合わせました。
ご来場の皆さまとまたお会いできることを心から願っています!
Listening to the Sound of Peace Under the Sunset, 2006/8
(バリ島・Daeng Udjoのコンサートにて)
Courtesy of Riza Nugraha