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宗教学専攻

【宗教学専攻】第200回駒沢宗教学研究会に参加しました

新学期開始前の326日(火)、第200回駒沢宗教学研究会・関東地区修士論文発表会が開催されました。本学からは、2023年度に修士論文を提出した芳賀徳仁さんが「顕正会の展開について ─終末論を中心に─」というタイトルにて発表を行いました。

芳賀さんは、千年王国論の観点から近現代の日蓮信仰の終末思想に着目し、その思想的特質を考究しています。今回の発表では、先行研究で提示された日本的法華ミレナリズムの観点から富士大石寺顕正会に検討し、同教団の終末思想の展開を詳細に跡付け、戦後の日本的法華ミレナリズムの再検討を試みました。

発表後には、多くの質問やコメントが寄せられました。質疑応答においては、研究視点に関する質問も寄せられ、今後の課題や研究の進め方にも議論が及びました。

今回は本学の他に4大学(國學院大学、東京大学、東洋大学、上智大学)から発表がありました。各タイトルは以下の通りです。

「近世神道思想における聖徳太子の役割について ─『旧事大成経』を中心に─」

「信仰を閉じるとき ─転換期の隠し念仏コミュニティ─」

「在日大韓基督教会における同性愛認識に関する研究 ─韓国プロテスタント教会との関係に着目して─」

「臨死体験者は何を見て何を語っているのか ─西洋と日本の比較からみえる共通点・相違点─」

 

本研究会は、年に一度、宗教に関する研究を行う首都圏の大学院関係者が集まり、各校から修士論文を提出した学生が1名ずつ発表するという主旨のものです。

本研究会のような発表や議論の場があることは、修士課程の学生にとっても励みとなるのではないでしょうか。

大学院進学を考えている方は、この駒沢宗教学研究会での発表を目指して、ぜひ本研究室で共に研究・論文執筆に励んでみませんか?

 

(文責:江原知華)

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